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顧客コミュニケーション

顕在コストと潜在コスト

経済学ではコストを2種類に分類する。**顕在コスト**(Explicit Cost)は財務諸表に計上される——給与、ソフトウェア費、家賃。**潜在コスト**(Implicit Cost)は計上されない——失われた顧客、低下した品質、再トレーニングの空白期間、チームのモチベーション低下。

意思決定の落とし穴はここにある:顕在コストは見える、計算できる、削減できる一方で、潜在コストは見えず、定量化が難しく、実際に発生して初めて顕在化する(再雇用にかかる採用費など)。そのため、組織は顕在コストの削減効果を過大評価し、それが引き起こす潜在コストを過小評価する傾向にある。

「5人のカスタマーサービス要員を削減すれば年間40万ドル節約できる」というのは、単純明快な顕在コストの数字だ。「クレーム処理品質の低下により顧客が3%流出する」は漠然とした潜在コストの数字だが、年間売上5,000万ドルの企業にとって3%は150万ドルに相当する。削減で節約できた額は、流出した顧客の損失額のごく一部にも及ばない。

活用事例

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ガートナーが示す逆転の2030年:AIカスタマーサービスは人件費を超える可能性

人件費のカスタマーサービスは1回あたり4.32~8.00米ドル、AIカスタマーサービスは0.18~0.70米ドル。AIは95%安価だ。しかしガートナーが広く引用する2030年の予測によれば、この差は消滅する可能性がある。データセンターのコスト上昇、モデル推論のコスト削減が進まないことが要因だ。さらに深刻なのは、AIで人員削減した50%の企業が再雇用に追い込まれること。削減と再雇用のループが二重のコストを生む。